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PCR-Invader法によるHBV-DNA遺伝子型判定

〜HBV genotype/subtype〜

B型肝炎ウイルス遺伝子型(HBV genotype)の地域分布は、ヨーロッパ諸国ではgenotype A とDが主であり、アジア諸国ではgenotype B とCが主であるとされています。日本におけるHBV genotypeの地域分布を見ると、北海道、四国、九州、本州の西日本ではgenotype Cが90%以上を占め、東日本から東北地方にかけてgenotype Bの比率が高くなる傾向にあること、また、逆に沖縄では、九州で僅かしか存在しないgenotype Bが60%も占めていることなどが報告されています。さらにアジアの近隣諸国に広く分布するgenotype Bと日本のgenotype Bの全塩基配列を比較したところ、二つのsubtype(日本型:Bj/アジア型:Ba)に分別され、それらの間に臨床像の違いがあることが明らかにされています。このようなsubtypeは世界で最も感染者の多いgenotype Aにおいても、アフリカ型:Aa/ヨーロッパ・米国型:Aeに分けられることが報告されています。
 弊社では、PCR-Invader法で、日本人の主要なHBV genotypeであるBおよびCに加え、欧米に由来する可能性のあるAおよびDのメジャーな4つのGenotypeを判別し、さらにgenotype AとBについてはそれぞれAa/ Ae、Ba/ Bjのsubtypeに分ける検査法を開発致しました。また、2006年5月より、上記に加え、genotype E、F、G及びHの判定も可能となりました。


HBV genotype/subtype判定は、B型肝炎患者の予後予測に有用です。
    報告例
  • Genotype Aは、近年、首都圏を中心に急性肝炎が多く、慢性化しやすくまた、subtype Ae (ヨーロッパ型) はインターフェロンの治療効果が高く、subtype Aa (アフリカ型)はセロコンバージョンが比較的若年に起こる。( 参考文献 9, 10, 12, 13)
  • Subtype Ba(アジア型)は、台湾では若年発症の肝癌が多いとされ、Bj(日本型)に比べて予後不良である。 ( 参考文献 8)
  • Genotype Cは、他のGenotypeに比べ肝細胞癌発生が高率で進行例が多い。 ( 参考文献 7, 11)

PCR-Invader法とEIA法と相関
  1. この結果は、一般集団の出現頻度を代表するものではありません。
  2. 乖離例はシークエンス法や他の方法で確認の結果、Invader法の分類がリーズナブルと考えられました。
  3. 混合感染も検出できます。

[ 受託要領 ]
項目コード
3395
検査項目名
 HBV遺伝子型/PCR-Inveder
検体必要量
 血清 0.5ml
採取容器
 弊社容器: B-32
保存条件
 絶対凍結
検査方法
 PCR-Invader法
報告様式
Aa, Ae, Ba, Bj, C, D, E, F, G, H の型、あるいはこれらの混合型
所要日数
 3〜10日
診療報酬
未収載
備  考
本検査は、血清中に既存のHBV-DNA定量検査で検出可能なウイルス量が存在しませんと、genotype分別、あるいはAa/Ae、Ba/Bjのsubtype分別が不可能です。ご依頼に先立ち、十分量のウイルスが存在していることを必ずご確認ください。

[ 参考文献 ]

  1. Orito, E. et al., Hepatology 34 : 590-594, 2001.
  2. Sugauchi, F. et al., J Virol 76 : 5985-5992, 2002.
  3. Sugauchi, F. et al., Gastroenterology 124 : 925-932, 2003.
  4. Sugauchi, F. et al., Clin Infect Dis 38 : 1222-1228, 2004.
  5. Akuta, N. et al., J Hepatol 38 : 315-321, 2003.
  6. Sugauchi, F. et al., J Gen Virol 85 : 811-820, 2004.
  7. Orito, E. et al., Hepatology 33 : 218-223, 2001.
  8. Kao, J. H. et al, Gastroenterology 118 : 554-559, 2000.
  9. Zhang, X. et al, J Med Virol 48 : 8-16, 1996.
  10. Botha, J. F. et al, Lancet 1 : 1210, 1984.
  11. Kobayashi, M. et al, J Gastroenterol 37 : 35-39, 2002.
  12. Kobayashi, M. et al, J Med Virol 68 : 522-528, 2002.
  13. Kobayashi, M. et al, J Gastroenterol 39 : 844-850, 2004.
  14. Tadokoro, K. et al, J Virol Methods 138 : 30-39, 2006.