事例紹介

導入ドクターに聞く。

ペーパーレスで情報を共有できるから患者様を待たせる無駄な時間が一切ありません。


診察室に各1台、受付に1台、処置室に1台(ノートPC)、内視鏡室に1台、さらにデータを保管するためのサーバが1セットという構成

院内でできることは最後まで責任を持って行う。

 会津若松市の中西部。白虎隊ゆかりの城としても知られる鶴ヶ城から1kmほど南下した住宅地に、いとう内科消化器科クリニックはある。院長である伊藤先生は「入院がなくてもできる範囲のことは最後まで責任を持って行う」ことをポリシーに、充実した医療設備のもと、患者様一人ひとりに対して適切な診療を行っている。
 伊藤先生がBMLの電子カルテ「メディカルステーション」を導入したのは、開業と同じ2004年6月。喜多方で開業している先輩医師の推薦を受け、さらに他社の製品と比較・検討した結果、「会津だけでもすでに4箇所ほど導入されていた」という実績や、性能、サポートの充実度などが決め手となり、導入を決意した。
 今でこそ電子カルテの活用に意欲的な伊藤先生だが、メディカルステーションに出会うまでは、電子カルテに対してあまり良いイメージを抱いていなかったという。
「以前、病院で使っていた電子カルテは、医師が検査を依頼してパラメディカルな人がそれを受けるといういわゆるオーダリングシステムで、“記録する”ということから考えると極めて使い勝手の悪いものでした。ですから、メディカルステーションの説明を聞いた時は、あまりにも感覚が違うので、最初は言われている意味がよく分からなかった。実際に使ってみると、それまで感じていた面倒な部分がなく、使い勝手の良さを感じました」と当時の印象を振り返る。


画像機器類も含めたペーパーレス化を実現。

 電子カルテの導入にあたり、伊藤先生が目指したのは、画像機器類も含めた院内の“完全なペーパーレス化”である。 「電子カルテを入れるのなら、画像の方もフィルムレスにしようと考え、内視鏡やレントゲン、超音波、カメラといった機器類もすべて電子化対応のものを選びました。紙カルテやフィルムの場合、保管場所も必要ですし、探し出すための時間や、受付や診察室の間を持ち運ぶ時間、さらに受付にカルテを持って行った時に会計計算にかかる時間など、どうしても患者様を持たせる時間が長くなりますが、ペーパーレスなら、そういう無駄な時間が一切ありません。また、他院で撮影してもらったCTやMRIなどのデータも含め、心電図以外はすべて取り込むことができるので、患者様に画面を見せながら具体的な説明を行うこともできます」と語るように、さまざまな機器と連動を図ることで、より効率的かつ効果的な診療を実現している。
 また、メディカルステーションを提供するBMLが臨床検査を手がけているため、各種検査依頼もスムーズに行うことが可能だ。
「普通であれば、やりたい検査を紙にチェックして血液を渡すのですが、検査をする会社と連動しているので、データでやり取りすることができます。僕らの依頼が間違いなく検査元に届いて結果も間違いなく届くので、ミスがありません」と伊藤先生は語る。


医療事務の資格がなくてもパソコンが使える人であれば誰でも使いこなせます

レセコン一体型だから面倒な手間がいらない。

 医療費請求などの医療事務は、診療所を経営する上で欠かせない重要な業務である。レセプトコンピュータと一体型のメディカルステーションならこうした業務も容易に行うことができる。
「実際に使ってみて感じたのは、レセコンと電子カルテが連動していると面倒な手間がいらないということ。たとえば、処方箋に変更があった際に、他の製品では電子カルテを直してレセコンを直してと二度手間になるところが、メディカルステーションなら1度の修正で終わらせることができます」と伊藤先生は言う。
「さらに、事務の人が使用するツールの部分は、手で入力するのではなく、項目を選択するようになっているので、点数の取り間違いが起こらず、点数も改定の度に更新されるので、医療事務の資格がなくてもパソコンが使える人であれば誰でも使いこなせます。僕たち医師も、この検査が何点で指導料が何点というのがその場で見えるので『今回は治療費が高めなので、この検査は次回に持ち越そう』という患者様の負担を考えた判断もできるわけです」と、メディカルステーションならではの性能を評価している。


バックアップがしっかりしている。

 いとう内科消化器科クリニックでは現在、診察室に各1台、受付に1台、処置室に1台(ノートPC)、内視鏡室に1台、さらにデータを保管するためのサーバが1セットという構成でメディカルステーションを活用。処置室のノートPCを必要に応じて受付に移動するなど、柔軟に活用している。
 また、日々の運用を支えるサポートがしっかりしているので、活用する上での問題もほとんど起こらないという。
「紙カルテがない以上、壊れれば医療行為がまったくできなくなるので、バックアップがしっかりしていて、すぐに直してもらえるというのは安心です」と伊藤先生もサポート体制に大きな信頼を寄せている。
「電子カルテは、単純な入力で済むよう雛形を作ったり、よく使う文章は一発で表示できるよう登録するなど、多少工夫をすれば手で書くよりも明らかに早いし、簡単です」と語る伊藤先生。使えば使うほど使い勝手の良くなるメディカルステーションは、先生にとってもはや手放すことのできない身近な道具となっている。


いとう内科消化器科クリニック
■所在地 :福島県会津若松市門田町大字日吉字笊籬田27-1
■診療科目 :内科、消化器科
■スタッフ :医師:2名/スタッフ:6名