BMLの臨床検査の特長

幅広く、高度な検査領域

全国の医療機関から臨床検査の全分野の検査ご要望に応えられる体制を敷いています。

ルーチンから特殊検査まで、4,000項目を超える幅広い検査領域

BMLでは、生化学検査・血液学検査などのルーチンから腫瘍マーカー・感染症・ホルモン等の検査・細胞性免疫検査・遺伝子・細菌検査などの特殊検査まで、臨床検査の全分野のご要望に応えられる体制を敷いています。
現在では全国の医療機関を通じて、1日に約300,000人の患者様の検査をご依頼いただいています。

  • ルーチン

    生化学検査・血液学検査 など

  • 特殊検査

    腫瘍マーカー・感染症・ホルモン等の検査・細胞性免疫検査・遺伝子・細菌検査 など

先進かつ高度な特殊検査

特殊検査分野では、『臨床検査において、従来解明できなかった新たな情報を提供する』という理念に基づき、毎年、数多くの新規検査項目を導入しており、腫瘍関連・感染症関連・糖尿病関連・高血圧関連・アレルギー関連・遺伝子関連等、幅広いニーズにお応えできる検査受託体制を敷いています。
特に遺伝子関連分野では、次世代シークエンサー(NGS)を導入し、ゲノム解析を使った感染症、がん、および遺伝性疾患の領域で新たな検査のニーズに応えられるよう、技術開発に取組んでおります。今後も特殊分野の積極的な開発とオートメーション化を推進し、高精度で安定したデータ提供に努めてまいります。

トップクラスを誇る細菌検査

BMLの数多い検査項目の中でも細菌検査は、世界有数の検査数を誇っており、各種学会においても常に先駆者的役割を担ってまいりました。
BMLでは、細菌検査のオートメーション化の一環として、従来、人の目により判断していた菌種の同定について、自動化システムの導入や、鏡検データの音声入力装置により、精度と効率性の向上を実現しました。
また、細菌検査で培ったノウハウは、食品・環境検査といった分野でもその技術が応用され、高い評価をいただいています。

BML総合研究所のラボオートメーション

独自のオートメーション検査システム「フロンティア&シンフォニー」により、迅速かつ信頼性の高い検査を実現。

検査の迅速化、無人化、そして精度と信頼性の向上は、BMLの永遠のテーマです。
その答えのひとつが、BML総合研究所の「フロンティア&シンフォニー」です。

検体の仕分けから分注までの検査前工程を自動化する「フロンティア」と、それに続く検査工程を自動化する「シンフォニー・ケミストリー」「シンフォニー・ヘマトロジー」で構成されるオートメーション検査システムです。

自動分注システム「フロンティア」

バーコードシステムとの連携で、依頼情報に沿った自動仕分け分注を実現。

検体に貼られたバーコードを読み込み、一瞬のうちにその依頼情報を検索します。
このバーコードシステムと自動搬送システム、自動分注システムの組み合わせにより、依頼情報に基づいた自動仕分け分注が可能になっています。

自動分析システム
「シンフォニー・ケミストリー」
「シンフォニー・ヘマトロジー」

生化学と血液ルーチン検査の自動化により、大幅に処理能力を向上。

  • 生化学自動分析システム
    「シンフォニー・ケミストリー」

    多数の分析装置とロボットで構成され、大幅な処理能力の向上を実現しました。

  • 血液学自動分析システム
    「シンフォニー・ヘマトロジー」

    各種の全自動血液分析装置を多数配置し、血液検査のルーチン検査を、大量かつ高速に行います。

フリーウェイ・ロボット搬送の導入により検体の移動を無人化。

自動分析システムの「シンフォニー・ケミストリー」と「シンフォニー・ヘマトロジー」への検体の供給と排出には、ロボット搬送を導入しています。
ロボットは無軌道での自律走行が可能であり、分析機のオーダー情報に基づき自在に分析検体の搬送を行います。

全国に広がるサービスネットワーク

BMLは「ラボ」「営業」「システム」の3つのネットワークを駆使し、
全国の医療機関のさまざまな検査ニーズにお応えしています。

営業ネットワーク

検体の受託から情報サービスまで、業界最大規模の営業ネットワークできめ細かく対応しています。

BMLでは、迅速かつ的確なサービスを提供できるように、日本全国に100ヵ所を超える営業拠点を張り巡らせています。さらに約2,300名の専属集配スタッフが対応することでご依頼いただいた検体は迅速に近隣ラボに搬入し、データの経時変化を防止、品質・精度管理を徹底しています。
先見性と優れた行動力で、ラボやシステム、研究開発などと連携し、新しいサービスというカタチにすることで、お客さまにとってより良いパートナーになることをめざしています。

ラボネットワーク

メインラボである「BML総合研究所」と全国の地域ラボが、迅速で均質な検査サービスを提供しています。

BML総合研究所が有する最高水準の検査技術をより多くのお客さまに提供するため、グループ会社と連携して、ラボ・ネットワークを形成しています。
作業の標準化、統一化された機器・設備の導入などにより、全国どこでも均質な検査が可能です。
地域ラボを拡張していくことにより、さらなる地域密着型の検査サービスを実現していきます。
また、臨床検査で培ったノウハウを食品検査に活かし、関連する業務を含めさらなる成長をめざしていきます。

システムネットワーク

60年以上にわたって医療現場に携わってきた知識と経験を生かし、日々の診療を支える多様なシステムサービスを提供しています。

BMLは、高度化する情報化時代に対応し、医療をサポートする企業でありたいと考えています。そのために、BML総合研究所と地域ラボ、営業所を結んだ最先端のネットワーク・コンピューティングで、医療情報サービスを展開しています。
また、永年にわたり医療の現場に携わってきたBMLが診療所の要望に応えるために開発したソリューションである電子カルテシステムや院内検査情報システムの開発、提供も行っています。

厳重な個人情報・情報セキュリティーの管理。

BMLは、医療に関わる重要な情報を多く取り扱っていることから、個人情報や情報セキュリティを厳重に管理しています。
個人情報においては、適切な情報保護措置を講ずる体制を整備していることの証明として、「プライバシーマーク」(個人情報保護に関するコンプライアンスプログラムの要求事項)の許諾をうけ、管理運営を行っています。
また情報セキュリティにおいては、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO27001」を取得しております。
今後も、重要な情報の改ざん、盗聴、漏洩といった危険性を回避し、お客様に安心・安全をお届けするために適切な安全対策を行ってまいります。

徹底した品質・精度管理

内部監査部門・外部認定機関を活用したBMLならではの品質保証システムで、全社・全部門を厳しく監査、指導しています。

臨床検査における「品質」に求められているのは、検査測定の精密さと正確さを確保する「精度管理」と測定値に対する「品質保証」です。
BMLでは、ISO15189などの認定を受け、外部からの監査プログラムを活用し、精度・品質の向上に努めています。また、各検査部門から独立した品質管理監査部門として「信頼性保証部」を設け、社内においても徹底した監査体制を構築しています。

  • ISO15189:臨床検査室の「品質」と「能力」の2つから構成された国際規格。BM総合研究所は2005年9月に認定取得
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