う蝕関連菌(培養法)の検査方法
測定方法
- 1検体を3mlのPBS入り試験管に移し、ダイレクトミキサーで15分間振動させ、綿球より菌を剥離し菌の浮遊液を作製する。
- 2得られた浮遊液をスパイラルシステム(グンゼ産業(株))を用いて、MS改良培地MSB改良培地およびラクトバチルス専用培地に塗布する。
- 348時間嫌気培養を行い菌量を測定する。
スパイラルシステム

測定原理

- 1検体をセットしてスイッチを押すと一定速度でターンテーブルが回転し、その上に置かれた培地上を、サンプル塗抹チューブが先端からサンプルを吐出しながら水平に移動します。その結果、サンプルは培地の上で螺旋状に吐抹されます。

- 2塗抹量はステップモーターによって連続的かつ定量的に減少します。その結果、サンプルは中心部ほど多く、周辺部にはより少なく塗抹されます。

- 3培養後、培地上に発育したコロニーの例です。周辺部はコロニーが分離しています。

- 4カウンティンググリッドを培地に重ね合わせ、コロニーが分離した外周部分のコロニー数を既知の塗抹量で割り算すると菌数が得られます。