品質管理
品質保証体制
内部監査部門・外部認定機関を活用したBMLならではの品質保証システムで、全社・全部門を厳しく監査、指導しています。
検体を預かり、検査を実施する私たちにとって、精度管理は何よりも重要な課題です。そこで、内部精度管理部門として「検査品質課」を設け、厳しくチェックしています。また、品質の保証をより徹底するため、各検査部門から独立した品質管理監査部門として「信頼性保証部」を設け、客観的な立場から改善指導しています。
さらに、都道府県の専門委員による立ち入り検査と、外部認定機関による実地審査を受けるという、徹底した品質保証体制を敷いています。
ISO15189
臨床検査の品質と能力が国際的な水準にあることが評価され、2005年9月、BML総合研究所がISO15189の認定を取得いたしました。その後も、継続審査をクリアし、品質の向上に取り組んでいます。
CAP認定
BML総合研究所は1991年に米国CAPの認定を取得し、検査サービスの水準が常に高い水準にあることの第三者評価を受けてきました。
また、CAPサーベイプログラムに積極的に参加し、当社の検査水準の確認を行なうとともに、品質の向上に努めています。
医療関連サービスマーク認定
(財)医療関連サービス振興会が良質な医療関連サービスとして必要な要件を定め、立ち入り検査によって基準を満たすサービスや製品・事業者を認定しています。
クラウドセキュリティに関する国際規格「ISO27017」の取得
2022年12月に新たに電子カルテサービス(クラウド型電子カルテ「Qualis Cloud」)において、クラウドセキュリティに関する国際規格「ISO27017」を取得いたしました。
クラウドサービスは、利便性・拡張性・コストメリットなどの観点から近年、急速に普及しております。このような環境の中で、機密性の高い医療情報を扱う当社といたしましては、セキュリティ管理体制の向上と強化のため本認証を取得いたしました。
なお、検査結果照会サービス「B-Report」においても2021年12月に本認証を取得しております。
- クラウドサービスプロバイダとして以下の提供
- 1クラウド型検査結果照会サービス(B-Report)
- 2電子カルテサービス(Qualis Cloud)
- クラウドサービスカスタマとして以下を利用するISMSクラウドサービスマネジメントシステム
- 1インテックプライベートクラウド
- 2AWS
品質の向上
BMLでは、顧客や患者様に安心・信頼していただけるよう品質管理の強化・向上に努めています。
- 品質向上の主な施策
- 1分析機の標準化
- 2外部資格取得推進
上記の各施策ごとにKPI(重要業績評価指標)を設定し、目標達成に向けて推進していきます。
1.分析機の標準化
品質向上に向けた主な施策として、分析機の標準化を行なっています。
全国ラボではラボの規模に合わせ、分析機・標準作業手順書の統一と検査工程の標準化により、品質管理の強化・向上を進めていきます。
BMLグループ全体を対象とし、各分野ごとにメーカーの選定を行ない、導入5ヵ年計画を立てています。
この導入計画に基づいて更新を行ない、KPIでは以下の計画遂行率(%)を達成目標としています。
- KPI(重要業績評価指標)
- 2026年:計画遂行率50%以上
- 2028年:計画遂行率90%以上
2.外部資格取得推進
品質向上、人財開発の施策として、検査員の卒後資格取得を推進しています。
外部資格の取得を目指してそれぞれがスキルアップを図ることで、検査品質の向上につなげていきます。
BMLを対象とし、特に、入社3年以内の検査員の卒後資格取得を推進しています。
資格取得の推進のために、研修体制の確立を行ない、KPIでは以下の卒後資格取得率(%)を達成目標としています。
- KPI(重要業績評価指標)
- 2026年:卒後資格取得率20%以上
- 2028年:卒後資格取得率30%以上
- 対象となる資格
- 二級臨床検査士
- 緊急臨床検査士
- POCT測定認定士 等